昨日の「雪の女王」

第36話「故郷へ」

最終回。ちゃんと終わってます。謎*1も残してないし、無難な結末だったかと。
でも、個人的には、もっと違う終わり方を(勝手に)期待してました・・・。
これが本当に監督の描きたかったラストだったのかな・・・
もし当初の予定通り全39話だったら、何か違ってたかな・・・
なんて、36話で打ち切り(?)になったせいで余計なことを考えてしまうよ(汗)!


思えばアニメ感想日記の中では「雪の女王」だけいつも長めでした・・・。
アンデルセン原作、出粼統監督とくれば、そりゃ見る方としても気合が入りましたよ!
そのうち感想まとめページも作るかな・・・。


私の勝手なラスト予想では、「ゲルダは無事帰ったあと再び旅に出る」でした。
だって「家なき子」とか「あしたのジョー」(2じゃないほう)とか
出粼アニメのオリジナル結末といえばやっぱ新たなる旅立ちじゃん??(笑)
人生は旅でしょ!できればラギと一緒で、まあゲルダ単身でもいいから、
旅エンドがよかったなー・・・


で、実際はカイと共に故郷に戻った後、大人になって結婚するエンド。
放送開始当初(3話くらいまで)だったら、これが一番理想的、ていうか当然として
受け入れられたと思いますが、何しろこの作品はオリジナルキャラ・ラギによって
すっかり別物になってしまった感があるので、そんな予定調和エンドはありえません!(笑)
ラギとくっつくほうが自然ですよ!ラギが魅力的な人物としてあんなに
じっくり描かれてるのに対し、カイときたら・・・(涙)。
まあ幼なじみのゲルダはカイの良い所をいっぱい知ってると思いますが
視聴者にもわかるようにちゃんと描いてくれないと納得できませぬ!
せめて、カイも苦労したり、記憶を戻そうと頑張ったりする描写でもあれば
少しはあの超人ゲルダとつりあうくらいになれたかもしれませんが・・・。
カイとくっつくエンドを納得させるためには、とにかくカイの見せ場足りな過ぎ、
もしくは、ラギが出過ぎ、または、ゲルダ超人過ぎ(汗)だったかと。


あんまり不満ばかり言うのもアレなんで最終回のよかったところも・・・
ゲルダとカイの育てたバラがアーチになる、というのは素敵な演出だと思いました。
バラは2人の絆の象徴である重要アイテムだものな・・・。
原作ではもうひとつ、歌(賛美歌)がポイントですが
カイが記憶を取り戻す大詰めシーンにはあえて歌わず。それもいいかも。
あの「♪ブリーシンガメーン〜」の歌はさんざん歌ってきたし(汗)

*1:なぜパズルを解くのがカイでなければいけないのか、なぜ女王はラギだけ助けて部下達は見殺しにしたのか、の謎の答えは「単なる好み」ではなかったそうです。失礼しました女王様(笑)!でも、女王の言い訳はどうもとってつけた答えっぽく感じる(笑)・・・